ヤマウラステイプロジェクトのご案内About the Yamaura Project

近年、全国どこも同じような店が並び、沖縄にいても北海道にいても同じような商品が買えるようになりました。また、住宅も工業化が進み、どの地域も同じような家が建ち並び、家や景観、食文化に地域差がなくなり、日本中どこも均質化しつつあります。 茅野市の山里にある「山浦(やまうら)」と呼ばれる集落は、コンビニやスーパーもなく、昔ながらの日本家屋が立ち並ぶ地域です。今も、古き良き伝統や文化が受け継がれた、貴重な景色が残されています。

その山浦も高齢化が進み、十数年後には小学校の存続が難しいと見込まれているのが現状です。さらに、茅野市自体も空家率が約40%で、全国ワースト6位。全国平均の12%と比較すれば3倍以上で、空家が放置され景観の悪化が進んでいます。 今や目にすることの少なくなった昔ながらの生活・文化が残る山浦も、高齢化・過疎化と共に、美しい風景、まちなみ、伝統的に行われていた普通の暮らしや食文化が失われつつあります。

そこでヤマウラステイ プロジェクトが取り組んでいるのが、山浦の暮らしを残しつつ、持続可能な地域にするため、空家となった古民家を活用した宿泊施設(ヤマウラステイ)をつくる活動です。廃墟となりつつあった空家をヤマウラステイとして改修し、別荘として、将来は終の棲家としてお住まいいただけるような方と、活動を続けていく計画です。私たちは、ヤマウラステイのオーナーとなる方と共につくり、ご要望に沿えるような運営を目指そうと考えています。

ヤマウラステイは、美しい風景やまちなみ等の視覚的な問題を解決するだけではありません。山浦の生活・文化を残すため、その集落内で雇用の場をつくり、持続可能なサイクルを確立することが目標です。 空家だった古民家をヤマウラステイに改修し、この地域を知らなかった方が山浦を訪れ、宿泊する。滞在中、厳しい山浦の環境を生き抜いてきた人々が持つ生活の知恵を、郷土料理体験プログラム等を通し垣間見、地域の方と宿泊される方が交流する。地域の方が、伝統的に行われていた古民家の掃除方法を活かし、ヤマウラステイの清掃やメンテナンスを行い、収入を得る。

このように地域の中で資源を循環させるヤマウラステイ プロジェクトを通し、この地域らしい景色や文化、暮らしを残す活動にご賛同頂ける方と、持続可能なまちづくりをしていきたいと考えています。